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(元)インフラエンジニアの寄り道メモ。

Meraki MRのDual band 自動選択機能

今やIEEE802.11acなんていうWifi規格が登場した後に電波法の改正で気が付けば、理論値約7Gbpsまで通信速度が出せるんだって?有線よりも速いって意味判んない(苦笑)

最近ではすでにiPhone6に11acが標準搭載になったりとしていますが、11acの周知は全くもって誤解を生むような宣伝は勘弁して下さいと言いたいのがインフラ屋の事情でもあります。そんな私の自宅は早々と11acドラフトを採用してしまったので旧世代11acですが(^^;

とにかくスピードやら理論値とかの数値にみんな騙されてWifiルーターを購入していますよね。世の中こんだけWifi化が進んでいるんですからクリーンな周波数帯なんて無いんで。。。シェアすればするだけ帯域も減りますしね。あとは周波数の特性も含めて考えんとね。

って今日は11acの話ではなくて、まだその手前の11nのお話でした。
MerakiのMRシリーズではMR16以降はデュアルバンド搭載で、バンド別SSIDではなく統合したSSIDで扱います。よくある低価格Wifi製品で2.4Ghzと5Ghz搭載していても別々のSSIDとしなければならなかったのが、自動的に選択が出来るようになっています。
Merakimr16dualband

その為、SSID毎に周波数モードを選択することが出来ます。

●2.4GHz と5GHzを両方とも使うモード。利用端末側に選択を委ねる方式。
●5GHz専用モード。11gがまだ全盛でもあるので、中々選びにくい。あとは距離が限られる。
2.4GHzと5GHzを両方とも使うけど、2.4GHzと5GHzのビーコンを受け取ったら5GHzの応答を返して積極的に5GHzに誘導する方式。

2.4Ghz帯は、みなさんご存じのとおり、速度の限界もあるし、安定性も実は悪い。チャンネル数が少ないのでどうしても干渉が大きくなってしまう。さらに距離が飛ぶ為に余計に多干渉してしまうのがネック。クライアント側のWifiのハード性能やソフトの仕様によっては、微弱な電波も拾ってしまうという・・・意外とWifi屋泣かせな周波数帯です。ただその分、5GHzよりは障害物にちょこっとつよい。簡単にいえば周波数の数値が大きくなればなるほど障害物に弱く距離が出ないという事です。距離が出ない5GHzはローミング環境を想定した設計には向いているなと自分では感じています。

この得意不得意を、うまい事優先効かせた自動選択してくれれば結構いい感じ?になりそうなのですが、実は弊害が見えない所で何点かあります。

・省電力モード搭載Wifiのビーコンが実は2.4GHzで飛ばしていたり?
・端末のOSやドライバによっては5GHz搭載でも上手く5GHzをキャッチできなかったり?

全ての環境が新しい規格に合わせてバージョンアップやリプレイスされていれば良いのですが、中々そんな好条件そろわないので、ちゃんとこの事が想定できないとちょっと痛い目を見ます。決してステアリング機能が良くないという問題ではないので注意が必要です。

Merakiのナレッジにも注意書きが書かれております。
https://kb.meraki.com/knowledge_base/dual-band-operation-with-band-steering

扱う製品が簡単になってもテクノロジの理解は必要なのでご注意を。

iPhoneだけのSSIDとか作っているのですが、そこではステアリング機能を使って、PC環境ではDual Bandで私は運用しています。

11acはどうしようかね・・・。
余談ですが、MerakiのAuto Channnel Scanは5GHz帯は活用していますが、2.4GHz帯は単発設置の拠点を除いて固定チャンネルで運用しています。なので定期的にRSSI(受信信号強度)を見てあげるようにしています。