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インフラエンジニアの寄り道メモ。

クロスのシリアルケーブルを便利に(DB9-RJ45モジュラー変換)

今日は真面目?な息抜き投稿です。
最近、忙しい・・・というか色々タスクが溜まり気味。だけんどなんとか息抜きして気を晴らしたい今日この頃。
相変わらず、趣味と仕事の境界線がよくわからないワタクシですが、今日はネットワークエンジニア向け。
ちょっとですね、ネットワーク初級な方々を鍛えるのに、クラウド時代だというのに、シリアルコンソールの話はせんとあかんだろうな・・・と思っていて。。。思っていたら、色々やりたくなってですね。準備している所です。
なので、今日は教材兼ねています(笑)


そして、今日の教材が、こーちーらーです。

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DB9というべきかRS232Cと言うべきか・・・

”「LANケーブル」を活かして「コンソールケーブル(クロス)」を作ろう。”
という企画です。

過去記事にも少しだけ触れています。

要は、RS232CクロスケーブルとLANケーブルを持ち歩くなら、LANケーブルは数本持つだろうし、最近はRJ45のコンソールポートも増えてきているし、から、せめてクロスケーブルを省力化しよう・・・というものです。目新しいネタではないです。

 

 まずは、こんな奴を用意します。新品のネットワーク機器にも入っているケースはあるのですが、今回は作ります!

ちなみに、2個必要です。

上記のものは写真の通り、ピンがDB9に刺さっていない状態です。なので、ピンアサインを知る必要があります。

こちらのユーザーマニュアルで確認します。

さてさて、ここで一旦モノから離れて、配線図を見ながら、どうなるのかおさらいしましょう。

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LANケーブルをストレートとした場合、今回のRS232Cの通信をする為の基本形として、DB9のピン配列とピンによって何が使われるかを確認します。
左側は、下から数えて1-8,右側は上から数えて1-8とした図にしました。
今回、シリアルクロスケーブルにしたいので、上記のままでは目的は達成出来ません。
さて、クロス配線はどうなるかというと・・・

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こんな感じになります。クロスにしなくちゃならんのはSendとReceiveの関係があるからですね。ここでは詳しくは語らないですが、このピン配列をみて、恐らく慣れない方は混乱してしまうと思います。

ちゃんとクロスにする為の配線図を用意しました。

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今回はこれを作りたいわけです。
さて、念のため、このピン配列でちゃんと通信が出来るか確認してみます。

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ちょっと手抜きですが、紙で絶縁をして、ピンを直接コンソールに接続します。
モルモットとして、NEC IP38Xという名のRTX1200にやってもらいました。

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こちらがクロス配線している側です。絶縁処理していません。良い子は真似しないようにしてください。

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全体としてはこんな感じですね。

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ちゃんとCOMポートでコンソール通信が出来ているようです。

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問題がなかったので、ピンを指して再度動作確認です。1度ピンを差し込んでしまうと、もう引っこ抜けないので。間違わずに丁寧に行います。

あ、最近のPCにはRS232Cポートはついていません。USBからRS232Cに変換できるのを買っといてください。

 
最後に、DB9-RJ45モジュラー変換アダプターの配列が、どっちがどっちかワカラナイ・・・なんてことの無いようにテプラしておきました。

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まぁ最近は、殆どRS232CではなくRJ45タイプのコンソールポートかシリアルUSBポートが多いかと思います。
ただ、今時期は新入社員がコロナ等で余計に物理的な機器を触る事なんてなくなってきていると思います・・・が、基本は押さえておくという事で。

そういえば、大昔に、韓国に出張に行ったときに、シリアルクロスケーブルを忘れてしまい、更に事前設定したConfigが想定通りに動かずコンソール接続が必要で困った事が有りました。現地でたまたまDB9のメスが2個あり、はんだごてもあったので、急遽制作して難を逃れたことがありました。まだモデムでインターネットな時代だったのでかなり冷や汗をかいたのを覚えております。

まぁ1000円もあれば作れるので、是非試してみてください。

んーでなのですが、ネットワーク機器を色々触っていると、恐らくCisco系から触ると、こちらのケーブルを扱う事になると思います。 

 これは、一体式になっているので困りはしないのですが、これを「ロールオーバーケーブル」というんですが、ピン配列が以下の様になっています。

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このフラットケーブルがですねぇ・・・度ストレート状態になっておりまして。昔は、このフラットなケーブルとRJ45-DB9変換が付属していたんですよ。なので、Ciscoのコンソールに入る場合は、ケーブルがLANケーブルを使う事が出来ないという事を覚えておいてください。もしくは、LANケーブルに合わせてモジュラー変換のピンアサインを調整してください。

あと、これも私が失敗した経験ですが、RJ45-DB9モジュラーの標準ピンアサインが2個ある場合に、LANケーブルがクロスだったらいけるんじゃね?ってやってみたことがあります。勿論ダメでした。

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ピンアサインを1本でも良いので追ってみて頂ければわかりますが、全然予定していたポートに到達しません。ちなみにLANケーブルのクロス結線も色々あるので興味がある方は調べてみると良いかもです。

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ちなみに今のYAMAHA RTX1220はRJ45のコンソールポートです。
今回の例でいうと、LANケーブルとRJ45-DB9モジュラー変換のクロス側を使えば利用できます。

 

て感じで、久々に真面目に書いてみました。即出ネタではありますが、意外とピンの向きの図によって、混乱しやすいですよね。オスだのメスだの、今の時代にいいのかヨ・・・みたいな(苦笑)

私の配線図も、RJ-45の爪の部分を裏として捉えてください。LANケーブルで言う所の、端子面が見えている側が表として捉えています。
私も今回のネタで、LANケーブルのクロス結線がこんなんなってたんだーって思いました。昔の100Mbps時代のクロス結線ではギガはダメなんですねぇ。とはいっても最近はLANでクロスケーブルを使う機会は殆どないと思いますが・・・。

今回はオチなしです・・・(浮かばなかった)。

※注意:今回の記事はネットワーク機器メーカーが保証するような方法ではございません。基本的には各メーカーから販売されているケーブルを使う事が前提となっていると思います。本記事により、コンソールポートが壊れたり、燃えたり等、危険行為であることをご理解いただけますようにお願いいたします。このブログを読んで壊したと言われても、当ブログでは責任を持てません。ご了承願います。