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(元)インフラエンジニアの寄り道メモ。

帯域品質コントロールが得意? velocloud評価中

最近にわかにSD-WANがどうのこうのWAN最適化が・・・っていう話がチラホラと見受けられますね。

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私はMeraki MXで既にだいぶコントロールを楽していますが、ちょっと違ったSD-WANのアプローチをしている「velocloud」という製品を評価中です。

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特徴となる部分を先に出してしまいますね。velocloudは2つのWANで常に回線品質をみていて、その時の通信に最適なWAN回線のルートを積極的に使うという事を主にしている製品です。昨今ではインターネット回線の輻輳が・・・というかフレッツの輻輳が酷いですよね。

画像でも、KDDIと書かれていますが、フレッツNEXTファミリーの回線です。決してKDDIの品質が悪いわけではないです。

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マウスオーバーさせると、その時の状況が簡易的に分かるようになっています。

フレッツはパケットロスやらジッターが不安定やらになっていますね。

ジッターは例えば、20msで安定していればジッター0です。20ms~25msだと5msのジッターというような考え方?ですね。遅延値の大きさよりも、このジッターの振れ幅の方が通信品質としては実は敵になります。安定している40msと5msだけど時々60msとかジッター幅が広いと通信に引っかかりが出てくるような体感になったりしますね。あくまで例えですが・・・。

NUROの回線はオールグリーンですね。地域IP網の収容ではないので、ラストワンマイルの輻輳の影響を受けてません。

 

てことで高品質な回線の場合、velocloudは特徴をちょっと活かしにくいです。

安い回線や、LTE回線等を使う時に効力を発揮する感じですかね。

ただ、1本の回線でのセッションがきつくなったり帯域が辛い時なんかにはデュアルWANで制御をしてくれる部分は良いと思いますよ。デュアルWANが出来る製品もそこそこに出回っていますが、ラウンドロビン的な動きをしたり、SourceIPかDestIPかで振り方を考えなきゃいけなかったりしたりもするんで、velocloudはそこら辺も手放し出来そうですね。

変な話、フレッツの回線2本引くのと、NUROやアルテリアの回線を引くとでは、それでもフレッツの回線安いですもんね。

また、日本では比較的品質の高いインターネットインフラであったりしますが、海外ではまだまだ広帯域回線が高かったり、ファイバーがいきわたってなかったりもするので、xDSLなんかでも効果を発揮しそうですね。

 

SD-WANといえば、クラウドコントローラー?という感じなので、実際にセットアップの流れでも。

Merakiに慣れているとかなり戸惑いますが、判っていれば難しくはない感じです。

Merakiと同じく、最初にクラウドコントローラー側で設計・設定をしておいて、後で実機に設定をロードする流れです。

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ログイン直後です。そっけない感じ。

 

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エッジという表現ですが、機器の事です。今回はクイックスタートでとりあえず組んじゃっています。後から変更できます。

シリアルナンバーがカギなのはクラウドコントローラー系の特徴ですね。

 

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アクティベーションが出来た後の画面です。大体の雰囲気をお伝えしていますw

 

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設定情報をどうやってエッジに渡すかという部分です。とりあえずメールで。

PPPoE等の設定も事前にクラウドコントローラー側でやっとくと、設定投入はラクチンです。環境が許さない場合でも、別のセットアップ方法もあります。

 

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無事にネット接続が出来ました。最初はアルテリア(UCOM)回線とNURO(Sony)回線で繋いでいましたが、どちらもダーク系回線なので品質が・・・良すぎ。

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こんな感じで状況を見ることができます。

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今回は、さらっとね。

 

とりあえずでの感想は、WAN最適化に特化されている傾向が強く、クラウドコントローラーなんだけど、ネットワーク機器的な癖というか主眼が置かれている感じですね。その割に、ネットワーク機器らしくない設定箇所の迷子があります。VLANの設定をしようと思うとちょっとメンドクサイです。ソフト系エンジニアなデザインだなぁと思わせる感じですね。


問題は、海外の事情軸でいうと、専用線よりも安価なインターネット回線を使ってコストを抑えたいけど品質が・・・という課題を解決するソリューションとして出てきたのかなと。なので、この製品ボチボチよいお値段するんですよねぇ・・・(^^;

ただ、フレッツ網もNTTさんの設備も今後どうなるんですかね。Docomo光もめっさ使い物にならないぐらいデータが流れないし。Velocloudを使ってもだめなんちゃうかな・・・(^^;

最近はWindowsUpdateの日も厄日状態なので、もしかすると・・・?

 

私自身、SD-WANベースで海外拠点のVPNデザインをしてからかなり楽な思いをしています。展開が楽になりましたからね。国内は未だにYAMAHAルーターが主流なこともあり、正直メンドクサイ部分が多分にあります。GIP付け替えとか言われると泣きそうです。そういった意味ではSD-WAN製品は気にすることが無いのでとても良いです。
Merakiはあまりネットワーク機器としての機能実装は最低限にしていたり、求めているポイントが違ったりもしますが、velocloudはネットワーク機器寄りな仕様実装をがんばっているなって感じです。

 

しかし、中々集中していじる時間がない・・・orz...