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インフラエンジニアの寄り道メモ。

YAMAHA RTX1210+SWX2200のシンプルチェック

新環境構築の納期が決まっているので、試したくていてもたってもいられなくて迷わず即入手しました。


YAMAHA SWX2200-24Gです。 鏡面ブラックパネルでなんだかHUBらしく感じないです。

私は独自設定アプリをインストールするというのが嫌いなので、ルーターがある前提で話を進めます。ちなみに1つの結論で言うと、SWX2200スイッチ単独導入にするのだったら別のスマートスイッチでいいと思います。

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まずはルーターGUIにアクセスして・・・今回はLAN1のPort8にSWX2200をぶら下げました。ルーターは先日の実機Configのままです。
早速ダッシュボードでスイッチのポート情報のリストが出るといいのになって思いました。
でも、よくよく考えたらRTX1210の処理速度が向上したとはいえ、シングルコアなので通常の通信処理をしながらGUIの面倒を見ているわけですよね。ちょっと無理させ過ぎなような。

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さて、早速LANマップに切り替えます。SWX2200を配下に接続すれば勝手に上がってきます。MACアドレスを拾ってるみたいっすね。CiscoのCDPまで立派な動きをしているわけではなさそうです。

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スイッチのアイコンをクリックすると、こげな感じになりました。
この画面に「スイッチの設定保守」「ポートの設定」があり、ここからアプローチしていくようです。導線的にいうと違和感はありますが、IPを持たないインテリジェントぽいHUBなので、今は黙っときましょ。ポートのリンク状態は一定タイミングでチェックが入っているようです。

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「スイッチの設定保守」の中身です。内容はインテリジェントな内容が網羅されています。部分機能はまた別途抽出して紹介します。

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ポートの設定です。なんか日本語ばっかりの設定画面は私は新鮮ですね・・・GUIデザイン刷新の影響を受けてか、画面はどこ見てもスマートですよね。「リンクスピードダウンシフト」ってなんだろう?!?!ネゴレベルが悪い場合に下げて接続するアレかな?
全体的にレスポンスは悪くないです。

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色々機能がありますが、今回はタグVLANの部分についてです。ルーターでタグVLANを行っている情報がちゃんと引き継げています。トランクVLAN IDにVLAN12と入っていますが、私が入力した訳ではないです。なので逆にいうとVLANデーターベースみたいな考えはルーター側に持たせましょうという事ですね。

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動作モードについてですがアクセスとトランクを合わせたモードを「ハイブリッドポート」と言うんですね。他のHUBではトランク時にアクセスが欲しい場合はNativeVLANの設定をしましたが、SWX2200ではこう表現するようですね。エントリー系のVLAN対応HUBは実はここらへんの表現が最初は意味不明なのが多いので判りやすく感じます。

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実際にポート24にNativeVLAN1とトランクVLAN12を設定した結果のConfigです。ルーターのConfigに書き足されていくので違和感バリバリです(笑)ただ、RTX Config体系で設定が追加されていく様なのでYAMAHA信者には問題ないでしょう(笑)。

なんだろなぁ~。NETGEARの設定アプリ系のHUBよりはルーターで支配できる分良いかな~って感じなんだけど、SNMPルーター経由なんだよねぇ・・・。HUBのCPU負荷も見えないし、「見える化」と言っているけど妙な感じです。

MerakiのAPやHUBもクラウドコントローラーが必須なので、似たり寄ったりな部分はありますけどね。不必要な情報はほとんど見せてくれないシロモノなので、何を軸に情報量とするかですかね。

多分ね、ルーターにすべての仕事をやらせているのが違和感の原因かな?!コントローラーみたいな専用品があれば違和感なくなるとかそういったものかも。でもSWX2200にIPが持てないとみるとMACアドレスをトレースしているのだろうから難しいか。

ただ、運用については、たとえばVLANをよくわかっていない人でも、ポートの設定はしやすいと思う。私の運用要件は満たしているので、今度は複雑な構成を充ててみます。