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インフラエンジニアの寄り道メモ。

Meraki MRのファームアップデート

うちでは、ちょっとお高い無線アクセスポイントMeraki MR16を100台以上導入しているのですが、導入してから今まで、ちょっとしたことはあるにはあるのだけど、大きな悩みもあまりなく、放置プレイで運用しています。

Merakiupdate

で、先日の週末にアクセスポイントのファームウェアアップデートがあったのですが、これも事前に実施日の連絡が管理者に入ってくるので、実施タイミングを選べるし、100台以上のAPを勝手にスケジュールしてアップデートしてくれるんでチョー楽ちん。ベンダーさんに依頼することもなく、自分で手を下すことなく、ファームウェアが勝手に上がっていくのってちょっとすごいですよね。

本来はファームのアップデートもなく運用できれば苦労はないのですが、周辺機器・端末が何かしら新しいプロトコルを実装したりとか、何かしらのチップとの相性が悪いだとか、色々と運用していると起きる訳ですが、それ以外にもMerakiクラウドコントローラーがアップデートしていくので、それに合わせた改修もあったりで、まぁ普通の集中管理型の無線システムだと、コントローラーのアップデートに四苦八苦したりアクセスポイントのアップデートはまず放置になったりすると思うんですよね。一旦動き出したシステムのアップデートは何かとトラブルも付き物。なので運用者は慎重になっていくですね。

でもMerakiのアクセスポイントは2バンク方式を取っているので、最悪何かおかしな動作になっても、バックアップファームウェアが起動するようになっているんです。自己診断機能が頭がよくて、なるべく自力で復旧するような仕掛けが組まれています。だた、この仕掛けの動作が結構慎重というかのんびりなので、動いているのかどうかが分からないのがちょっと残念。でもほっとけば勝手に治ってる。写真にもありますが、アップデート後に再起動の痕跡がありました。ちょっと具合悪かったんでしょうね。

Merakistatus

ベンダーさん丸投げの会社でも、色々と保守代掛かっていると思いますが、3年や5年で試算すると、そんなに馬鹿みたいに高い製品ではないよ・・・って小さい声で言っときます(笑)

日本ではまだまだ知名度もない製品なのですが、あのCiscoさんが買収をしやがったぐらいですから。私はまだ買収前にこの製品に出会えて、ちょっと衝撃を受けたんですよ。インフラ屋の悩みをちゃんとわかってるって。見たい情報が最初から搭載されていて、物理機器の悩みをハイブリッドで解決している製品で、見える所も見えない所も開発者達のセンスを感じれる。いよいよインフラ技術者も廃業かなぁと思ったぐらい。

https://meraki.cisco.com/

興味のある方は、クラウドコントローラーのデモサイトはあるので触ってみてね。