「ネットワーク機器 20th Anniversary」
YAMAHAのネットワーク機器が誕生20周年ということで、インフラ屋15年目の私が少し思い出話でもw
日頃からYAMAHAさんの製品を評価したり導入したりと私の仕事の中にはYAMAHAがあります。このブログで酷評しようが毎日のようにYAMAHAへTELNETしている、私が飯を食えるのはYAMAHAさんのおかげといっても過言では無いですねw
なんだかんだで記事が多くなるのも、良くも悪くもそういったことだと思います。
YAMAHAといえば、音楽のヤマハか、バイクのヤマハ。その冠を背負ったネットワーク機器部門の方々は今の地位を確立するまで相当な苦労をしたのではないかなと思います。
今やインフラ屋でYAMAHAさんを知らない人は居ないと思いますし、国内シェアがそれを物語っています。
私がインフラの世界に来たのが2000年頃。それまではネットワークとは無縁な仕事でした。まだ専用線でフレームリレーだのなんだの言っている頃で、IP-VPNが出てくるちょっと前でした。その時代、大抵の環境に使われているルーターはCisco様。そこに低価格なルーターとしてYAMAHAさんが頑張っていたんでしょうね。私はまだまだCiscoしかよくわかっていなかった。ただ、帯域での回線コストがバカにならない時代で、IP-VPNにすれば多少下がるという様な感じでした。増速も64kから128kとか、今考えると恐ろしいw
2000~2001年、コンシューマーにはADSLというのが出てきます。
まだ、企業系は、「品質・安定・保守」の面から、INS回線から抜け出せなかった頃、私は2001年のIP-VPN導入に合わせて少し冒険をしてみました。Nokia CCシリーズによる、IPSecVPNによる拠点接続です。ISDNとADSLの拠点を少人数の拠点に展開してみました。この頃は残念ながらYAMAHAさんを知らずw(その当時、入ってきたばかりのNokia CCは結構高かったのでROIは正直微妙w)
で、翌年ぐらいに、YAMAHAのベストセラー機となっているRTX1000が出てくると。でもね、今も昔もだけどバグが多いからね~なんて言われていたので、専用線組からは敬遠されていた気がします。あとはショートパケットに弱いというので、他ルーター屋からもよく言われました。
2003年頃、ADSL大普及し、また光回線が登場。これがちょー速い。瞬く間に企業ネットワークはコンシューマーに後れを取ります。従量課金から定額の時代。
私の構築したIP-VPNはすぐに時代遅れに。わかっちゃいるけど、私の課題はVoFRからVoIPという展開だったので、インターネットVPNでどう実現するかでした。
IPSecVPNをフルメッシュで組んでVPN内にVoiceを通す設計に納得が出来ず結構悩みました。
そこで、2004年RTX1500のデビュー前にRTV700やRT57iでの組み合わせを考えてSIP-NATに掛けてみることにしました。ここからがYAMAHAさんとの本当の付き合いの始まりですね。それまではIXルーターやNetscreen等候補はありました。RTV700のBRIポートに救われたというか、ディスコンになったRTV700は未だに現役でBRIポートが重宝します。
そう考えると私はYAMAHAプレイヤーになって10年ぐらいですね。といってもインターネットVPN専門で、他の設定はあんまりしてませんが(^^;
2004年以降についてはVPNは大きな動きは正直ありませんw設計が古いとか言われちゃいそう?[E:coldsweats02]w 安定してつかえているんですよ~[E:bleah]
ちなみにRTXシリーズに関してはRTX5000以外は使っていますね。
RTX2000センターのRTX1500&RTX1000の構成を最初に行って、リプレイスでは、RTX3000センターでRTX1200をスポークの構成として入替刷新を行って、現在はセンターのみ入替をRTX3500で行ってと言う感じですね。機器価格は少し上昇したので、回線だけでROIを出すのが大変でした。
と言う感じで?ここ最近はRTX1210の相手をしている感じと。
ただ、昨今の状況を考えると、そろそろフィルタ型を卒業するか、VPNルーター機にもWAFを検討していただきたいな~と思うであります。
近い将来はIPSecというかVPNの需要は減少していくと思います。クラウドを利用する時代にシフトが進んでいるので、WAFというか次世代FWというかそういった流れが強くなると思うので、もっと手軽で便利な拡張・進化を期待して、ダラダラと書いたけど終わりにしたいと思いますw
しかし、誰が壁紙に使うの? RT100i/RTX1210/FWX120の壁紙・・・そこまで私は変態愛はないですね[E:coldsweats01]