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インフラエンジニアの寄り道メモ。

日本と海外では使うIT用語が違う

丁度海外ネタが続いたので、今回の海外ネタで私がいっつも苦労していることでも。

今回、私はフランス拠点のWAN側のリンクアップが100M/Harfで上がっている障害を突き止めましたが、これを伝える言葉が大変。日本なら苦労しない会話のやり取りも、日本ってほんっとに誤用したIT用語が多い。

今回、手始めにルーターのUntrust(WAN側)のLANケーブルを交換してほしいとお願いをしました。LANケーブルの品質によっても同症状が出るケースがありますので。

ちなみにもう誤用しています(苦笑)。

「LAN Cable」ですが、これを略さずに表すと「Local Area Network Cable」です。
え、WAN側だからWANケーブルと言えばよかったんですかね?
「Wide Area Network Cable」ですか?そんな分別するようなケーブルの規格はないですよね。

ある程度正しい表現にすると「(Category5/Enhanced Category5/Category 6) Ethernet Cable」という感じで、これだとちゃんと伝わります。
もっというと、「Ethernet Patch Cable」が海外で使われている言葉のようです。
実は相手はオランダ人なのでオランダ語だと「Ethernet patchkable」のようですが。

まぁ流石にツイストペアケーブルとかUTPとかSTPとかいう言葉を使う必要はないし、かえって伝わりにくくなると思うのですが、よくよく考えると・・・

LANケーブル・・・確かに変だ。
でもね・・・「イーサネットパッチケーブルありますかー?」って量販店で言ってもわからないよね(笑)

LANケーブル
Lancable01

EthenetPatchCable
Lancable02

という感じで何気なく使っている言葉は和製IT英語になっちゃっているんですよ。

まだ英語圏第二言語のある国はいい。
大昔・・・フランスでVPNを構築しようとしていた頃はまだISDN全盛でした。
またこれが通じない。
フランスでは「ISDN」を「RNIS」というらしい。その当時は私は「ニューメリス」って聞こえていたんだけど、「RNIS」のフルスペルは

Reseau numerique a integration de services

もう読めない(笑)でも「ニューメリス」ぽいスペルがあります(笑)

あとはね、海外での回線提供方式と日本とでは違ったりね。様々な環境があるので結構日本方式の思い込みで仕事をすると痛い目見ます(汗)

なので会話が難しい場合は私は仕方ないので、接続図とか絵で表現するようにしてなるべく会話がずれない様にしています。
まぁそれでも上手く伝えられてないことが多いけどね(涙)

ちゃんと英語やっとくんだったな・・・。