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インフラエンジニアの寄り道メモ。

IoTって騒がれているけど・・・?

IoTってそもそも最近の言葉ではないっていうのに急に今年のトレンドの様に話題に上がってきたけど、インターネットが生まれた直後ぐらいに既にあった言葉で、その当時はユビキタスネットワークって言われていたんだよね。

ユビキタスは「どこでもコンピューター」みたいな趣旨だったかと思うんだけど、この言葉もバズワードだと言われていたっけ。一応、その手の方々の世界ではW3Cがそれに当たると言うのだと思うけど。で、その後にクラウドでしょ?そして、今更ながらのIoT。

でもまぁ、便利だよね。曖昧な言葉って。
IoTの核心が本当に理解されているのであれば、それはすでに形になっているもので、既に世にあるかと思う。
でも、今がちょうど色々な道具や技術・知識・商売としてバランスされた頃合いだから。こーやって騒がれるんだよね・・・きっと。
私はとりあえず静観している「電力自由化」。これってスマートメーターつけてるんしょ?
ガスも水道にも付くでしょう。そして、事業者選択の自由が答えだとするとそれは違うはずなのに、どーにもソッチに行っちゃってる。
でも、中の人達、ちゃんとIoTの仕込みしているはずだよね。Wi-SUNとかいう無線規格とかさ。それでも、また変な独自規格にならなきゃいいけど、IoTだと騒いでいる2016年にこの通信規格のネタをお話している人の少ないこと。そこから何を得られるのかとかさ・・・すんごい面白いと思うのに、多分、それぞれが共通仕様じゃない世界がまたやってきて、本当は融合化された世界になればいいんだけど、サイロ化がまた進むんだろうな。
おっと、脱線しちまった。スマートメーターで言いたかったのは、コスト的特典・ポイント的特典ばかりが目立っている気がして、さらに特定の条件では切り替えても安くならないとかね。
一応今後サービス提供とか、されるのだろうけど、私が思う本来の多様なサービスが始まる場合の競争としてはパッケージ的な付加価値ではなくて、今まで検針されて数日待たなければわからなかった電気量がリアルタイムに分かる方法とか、1日の電気量の推移、1周間の推移、それによるエコアドバイス、いままでの傾向から予測警告する仕組みとか、常に一定の変動がない場合の電気量消費の場合の警報ナドナド、たかが検針メーターからでも色々な分析情報となるものが取れるはず。水道・電気・ガスは特に使った量が判りづらい。今のままじゃ変なエコ努力して1ヶ月に1回の体重計測任せみたいなもんだもんね。 そこに家電もIoT化してくれば情報密度が変わってもっと面白くなってくるよね。。。
と、なんとなく目先のある物でなんとかしている感じが今のIoTって感じ。
それとIoTはインターネットにというイメージが強くなっちゃうけど、PAN(パーソナルエリアネットワーク)とかセンサーネットワーク、M2Mと関係テクノロジは色々とあるので、IoTという言葉だけに振り回されることがないようにしたい所です。
ちょっとボヤキ風でしたね。

さて、ぼやいてもしょうがないので、勉強出来るもので勉強しておきます。
素朴な疑問としては、IoTの委員会ってあちこちにない?!
「IoT推進委員会」
「IoT政策委員会」
「IoT検定制度委員会」
「M2M/IoT委員会」
「IoT支援委員会」
「IoT推進研究会」
みんな協調されているのかしら・・・。