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インフラエンジニアの寄り道メモ。

海外拠点でネットワークが重たいって言われて?

決してアベノミクスの効果でもないし懐事情は悪いままですが、昨年よりも忘年会だらけなはん太です。お酒大好きなのでツイツイ飲み過ぎちゃいます。そんな二日酔いなのかよくわからない昼下がり。
海外のベルギーにいるIT担当者から「フランスの社員からネットワークがSLOWだといわれてさ~どうすりゃいい?何か解決案はあるか?」みたいな問い合わせが入りました。
海外拠点もインターネットVPNを私が出向いて構築しちゃっているので、何かあれば問い合わせが来るわけですね。

で、届いたイメージがこれ。
Ping_belgium
何語かわからんけどなんとなくわかる(笑)。これはBelgium拠点からFrance拠点へpingした結果だそうな。パッと見問題ない。ちょっとロストするなんてインターネットじゃ不思議じゃない。

これだけじゃわからへんということで、SystemAnswerG2の出番です。
Dfs1ns5gt
うーん。ボチボチ酷い値が出てますね。こりゃSLOWだと感じるわけですね。ちなみにフランス拠点は2キャリアの回線を引き込んでVPNルーター2台体制でやってます。もう一台の記録も見てみましょう。
Dfs2ns5gt
ボチボチ安定してますね。さすがに日本から死活監視しているけどレイテンシが大きいね・・・キツイわ。。。
てことは・・・?普通に考えるとキャリア側かなぁ?!とか思うのですが、BelgiumからpingでフランスのWAN側をつついてもそんなに酷くなかったんですよね(゜-゜)。

よし、じゃ、もう一つ奥の手?SystemAnswerG2のレイテンシ分析を見てみましょう。
Dfs1
ICMPの揺らぎは私のスクリプトでのPING監視に似てますね。上の○がリブート痕です。下の○は、、、(・・?なんでこーなった?!
このレイテンシ監視はSystemAnswerとは仕様が変わったみたいです。Rank設定もどうやら自動で計算しているみたいっすね。イイですね。おまけにICMPのレスポンス監視には見えなかった波形が出ていますね。これはSmokePingぽい結果をだしていますね。

海外とのインターネットVPNをおこなうと通常のPingでは見えない揺らぎがあるのでこれはいいねっ。

さてはて、グラフで状況はみえたけど原因はなんだろうなぁ~。輻輳的な感じにはみえないんだけど輻輳かなぁ?