sidetech

インフラエンジニアの寄り道メモ。

苦渋の選択-オール無線化の是非

ここ最近、L2-HUBのLAGテストとかやっていたのはブログの通りなのですが、もう一つ私の頭を悩める課題があったりします。

それは「オールWifi化」です。

オールWifi化といってもクライアント端末に限った話で、環境を支えるのはワイヤードに違いありません。なので基幹系スイッチングHUBまでの部分とエンドユーザーHUBの部分を考えればいいのですが、どうにも不安が拭えないのがWifi化なのです。

Mixhard
実際に決定した構成が上記の構成です。多少予算の関係で構成を変更しています。

実は別拠点で小さな拠点ですが、Wifi化はしてみたのですよ・・・。してみた拠点に限ってAPの故障があり交換を余儀なくされたというか・・・。で、交換となると天井に取り付けたAPとなるので、誰かが外して交換しなければならないのですよね。故障の際の対応が難しく、そんな保障や保守に入っていればいいですが、中々そーはいかんのです。

Wifi化にするにあたり、デスクトップPCやプリンタもWifiを搭載しなくてはならず、なんだかんだでお金も掛かるし、モノによっては相性問題がないわけではないと…。
またWifiのAPがぐずってしまう時の対応も難しい。ぐずってしまうという条件も判断も難しくなる。何事もなければWifiほど便利なものはないのですが。SSID別のフィルターも書きやすいし。Meraki辺りのレンジの製品を使っておけば、廉価APと比べれば運用ははるかに楽です。

そしてここ最近のお約束で『Wifi化しろ』というご指令。
携帯のLTEですらエリアによってはデータが全然流れないのを体験したりとかWifiも移動には弱いとか経験しているはずなのに、「Wifi最強」と思われている節がある。

2.4GHz帯と5GHz帯の限られた帯域のなかでみんなで乱交wヤリまくってる状況で品質を稼ぐのも必至な状況。。。ましてやゆるされた電波帯域の中にはWifi規格以外の電波だってあるのにね。そしてなんだかんだで2.4GHzからグッバイもまだまだ出来ない状況下。
家庭環境とは違う密集環境で太刀打ちしていかねばならず、さらに周辺環境状況が変化するだけで電波の波は変化してしまう。携帯会社はさぞ大変でしょうね・・・。私はまだちっぽけな世界ですよ。。。でもね、ちょっとした拠点でSSIDが200以上も拾えちゃうのが日本のWifi環境ですよ。クリーンエアー技術だの色々とありますが、目に見えない周波数を相手に品質の安定化・向上をしろと言うのが大変なんす。

APを沢山置けば何とかなるというわけでもないし、色々と対策を打てば打つほど理解されない。

ま、嘆いてもしょうがないので、Wifi優先で有線と無線のハイブリッド環境が、今の私の精一杯かなと。表向きはWifi化ってことで[E:coldsweats01] 2重投資というなかれ、フィルムで防磁やら完全サイトサーベイやらしたWifi完全投資したほうが高いっちゅうねん・・・。

あまり色々というと冗長化も色々と不安の種はあるにはあるんですけどね・・・。

と、いうことで・・・?!
Hp181004

とりあえず構成は決まったんでゴリゴリ設定していくです。今週末には実環境で動きます。
設定ばっかりで飽きてきたー[E:wobbly]

しかし、このHP1810ってH3Cベースだったのねぇ・・・。

一応最近は完全無線化なんていう企業様が増えてきているとのことで勉強してきますよ~[E:weep]
一応の一応、無線AP(Meraki)を120機を2年前から運用していますが、大小トラブルは殆どないっす(Surfaceだけがちょっと別の意味で?難儀してますが(涙))。