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インフラエンジニアの寄り道メモ。

机上のアイデアを超えろ。(O2O編)

久々に感心した~というのがありました。感心した相手がちょっと気に食わんですけど[E:sad]

O2Oってご存知でしょうか。怪しい市外局番ではありません。「Online to Offline」です。
ウィキペに聞いてもたいした事書かれてませんね。

オフラインの消費者をオンラインと連携させる仕組みと言えばいいのかな。
あっしのような社内インフラ屋のテリトリーではないので勉強程度しかしていませんが、簡単にいえば、Facebook等のチェックイン機能を使って、実店舗にチェックイン部分に付加価値をつけてオンラインの消費者を誘導する仕組みですね。
今までは磁気カード等ででのポイントシステムを作って再来再訪を稼ぐ仕組みでしたが、そうしたらカードだらけになっちゃったと。。。んでスマフォの普及もあってアプリで対応するようになってきたと。またもう一つの側面では仮想店舗によるポイント制度もありアカウントと紐づけられていると。ハイブリットにやっているのがTSUTAYAとかTポイントなど。

で、O2Oに話を戻しまして、そういった環境でのリアル店舗での集客性を狙ったビジネスということで、O2Oなんて仕組みが出てきたんですが、この話題が出たころは、特定のWifiサービスのSSIDへつなぐと、そのお店のページへ誘導されて、タイムセール情報やら来店ポイントなんてのを付与したりする仕組みが取っ掛かりだった様なきがします。

そして何を隠そう、Cisco MerakiWifiには2年も前からFacebookとの連携が取れる仕組みが提供されており、Wifi環境の提供といいながら「チェックインするとWifi使えるよ?」という機構で、来店記録をとってそのユーザーにチェックイン告知をしてもらっちゃうという。で、さらにはFacebookの店舗サービスの連携をかけてタイムセールス通知や、チェックインによるバーゲンポイント(○○%OFFクーポンの発行とか)が提供出来るという。

Merakiでの設定はシンプルで、Facebook店舗アカウントと連携をとればいいだけ。
Facebookwifi
他のO2Oの機構はどうなんだろ・・・って全然リサーチしていなかったけど、回線キャリア系がこの手のサービスは得意だろうななんて気がしてた。

甘かったよ・・・ぼくちんは。
偶々近所のスーパーへ買い物に行ったときに「楽天チェック」という張り紙が。
レジの途中だったけど慌ててアプリをインストール。

Wifiをなにか設定するのかなと思いきや・・・
Rakutencheckin


[E:coldsweats02]ま・・・マイク?!
超音波を感知するって?!

そうか、独自のO2O展開もそりゃあるわね・・・。
どうやらレジの周りで超音波を出しているようで、離れすぎるとキャッチできない。
そして楽天のIDにポイントが振られる。加盟している店舗に行くだけでポイントが頂けちゃう。ある意味、O2Oの神髄のリアルとバーチャルを上手く渡れる仕組みだなと感心してしまった。

最近はauウォレットやらソフトバンクなんちゃらやら色々と広域でポイントが活用出来るようなものが出てきている。Tポイント独断場の世界じゃなくなってきているので、消費者としてはまたガラパゴスが・・・となると思うけど・・・ポイントだけでそのうち食っていける様な人が出てきちゃうんじゃないのかな[E:coldsweats01]

ま消費者目線はいいとして、ITとしては私もちょっとマイクを活用するという発想がなくて驚いた。よくよく考えれば、カプラーモデムのピーギョロギョロというデータ通信の聞こえない高周波版じゃないかと。ちょっと強引だけどw

でもやはり見た目の道具だけで満足していちゃいけないってことだよね。マイクは声しか通せないと思っていたらダメってことだね。

実は、今度、Meraki MR32の「Bluetooth beacon」を試してみようと思ったのだけど、Bluetoothをしてどのように連携させるのかイマイチイメージがわいていなかったし連携部分もアプリに頼らなければならないなぁ・・・と思っていた。日本では色々な意味でガラパゴスが大好きになっちゃうので、多分Bluetooth beaconを使ったサービスも出てくるのだと思う。というか、マイクの高周波のまえにBluetoothだと思っていた。

いやーもうちっと色々な視野を持たんとだめやね[E:despair]
ただ、楽天チェックについては完全独自路線で楽天内の一環となるので、もうちょっと楽しい世界があると思うので追いかけてみましょうかね[E:happy02]